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無雑

むざつ
形容動詞名詞
1
標準
pure
文例 · 用例
菊岡久利の詩が、記憶を可なり無雑作に書き付けてゐる場合にも、猶一貫した流れを見せる所以のものは、彼のその克己が、彼の遠近法を乱すことがないからである。
中原中也 菊岡久利著「貧時交」 青空文庫
「グランドに無雑作につまれた材木 ――小猫と土橋が話をしてゐた 黄色い圧力!
中原中也 分らないもの 青空文庫
私はこの簡単な物差ですべてのものを無雑作に可否のいずれかに決するように教えられて来たのであった。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫
ただ味いの無い佳作という事は容易に想定が出来ないに反し潤いの感じは無くても、佳作はあり得ると無雑作に考えられる。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
予の最も好きな淡雅な味いと情調の潤いとが、無雑作な自然な語句の上に現われて居るのである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
しかしいずれにしても私の幻想を無雑作に事務的に破ってしまったSに対して、軽い不平を抱かないではいられなかった。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
山崎は、内川に使われている人間でないだけ、まだ、無雑作で平気だった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
しかしそれも、故意に無雑作をよそおっていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
作例 · 標準
彼の奏でるピアノの旋律は、純粋無雑で聴く者の心を洗う。
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禅の修行を通じて、雑念を払い、無雑な境地に達することを目指す。
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混じりけのない無雑な素材だけで作られたこの酒は、非常に喉越しが良い。
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