町着
まちぎ
名詞
標準
文例 · 用例
一時、伊那町着、あちらで訊ね、こちらで訊ねて、やうやく若水居をたづねあてた、荷物――といふほどのものでもない――だけは預けて置いて、女学校に若水君を訪ねる、初対面だが初対面らしくもなく。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
日比谷から歩いたので八時近く林町着。
— 一九二三年(大正十二年) 『日記』 青空文庫
来月二十八日篠町着にて御伺ひいたす……あんまり何度も読まされたで暗誦してしまうた。
— 三好十郎 『妻恋行』 青空文庫
「海老塚さんは、十二時四十分発、午後二時三十分N町着、なるほど」 カングリ警部は心得たもの、ヒネクレ医者との問答を省略して、今度は一馬に、「歌川さんはF町へ行かれたのでしたね」「そうです。
— 坂口安吾 『不連続殺人事件』 青空文庫
廿六日午前五時三十分梓山発、日野春に至り、午後三時五十四分の上り汽車に乗りて、午後十時少し過飯田町着。
— 木暮理太郎 『釜沢行』 青空文庫
六時三分松本発信鉄にて七時三分大町着。
— 石川欣一 『可愛い山』 青空文庫
「何時何分大町着、直ちに出発するから間違えなく人夫一人準備してくれ……」という手紙がそれである。
— 石川欣一 『可愛い山』 青空文庫