暦書
れきしょ
名詞
標準
文例 · 用例
其頃は寶暦書目を參考することに氣付かなかつたので、多分鶴間が本名であると思ひ心當りを尋ねて見たが分らう筈がなく、其間に左傾派の人にも洩傳はり、幾分宣傳用に使はれたかとも思はれる。
— 狩野亨吉 『安藤昌益』 青空文庫
そは寶暦書目に載つてゐる自然眞營道の内容は遠的とは内容の性質を指すのではなく效果の上に就て云つたので、例へば少し前に述べて見たところの物理學の理論ばかりを説いたと云つた樣な譯で、主として互性活眞の道理を説明し、人心を刺激する如き具體的の議論を試みなかつたのではないかと云ふのである。
— 狩野亨吉 『安藤昌益』 青空文庫
清の梅文鼎の『暦學疑問』に(5)、囘囘暦書以隋開皇己未爲元。
— 桑原隲藏 『創建清眞寺碑』 青空文庫
高橋|至時の『暦書管見』を見るに、天文書のことであるから、積分の記号などにも出会ったことが知られるが、日本の極数術の結果と同一であるから西洋の算法も正確なことが知られるなどと記している。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
その後唐になっては瞿曇姓の人が天文方の長官ともなり、暦書の漢訳などしたこともある。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
『暦象新書』、高橋至時の『管見』、及び日本で著述された諸暦書を見てもその事情が分かる。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
従来の暦書には方位の吉凶を掲げ、人多くこれに照らして判断することなるが、その第一は歳徳と申すものじゃ。
— 井上円了 『迷信解』 青空文庫
つぎに、六曜とは先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口とて、暦書の上に掲げてあり、その繰り方は正月ならば先勝を朔日とし、友引を二日、先負を三日として、次第に繰りて吉凶を判断することに定めてある。
— 井上円了 『迷信解』 青空文庫