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余計者

よけいもの
名詞
1
標準
person whose presence is unwelcome, unnecessary or a nuisance
文例 · 用例
どう考えたって、僕なんてのは余計者なんだからね。
渡辺温 勝敗 青空文庫
多人数の大家族の間に育った子供にありがちな、自分ひとりを余計者と思い込み、もっぱら自分を軽んじて、甲斐ない命の捨てどころを大あわてにあわてて捜しまわっているというような傾向が、この男爵と呼ばれている男の身の上にも、見受けられるのである。
燭をともして昼を継がむ。 花燭 青空文庫
人の生活の苦しみはどこにもあるし、云い分のある事情もそれぞれどこにもあるであろうけれども、人を余計者、生存に堪えがたくさせる仕打は、この世の最も冷酷な、理由の立たぬ態度ではあるまいか。
鷹野つぎ 草藪 青空文庫
茶話3・9 私の故郷は瀬戸内海の海つ辺で、ヂストマと懶惰漢と国民党員の多い所だが、今度の総選挙では少し毛色の異つた人をといふので、他の県で余計者になつた男を担ぎ込み、それに先輩や知人の紹介状を附着けてさも新人のやうに見せかけてゐる。
大正四(一九一五)年 茶話 青空文庫
」と女中は、腹立たしさうに余計者の銅鑼を睨まへる。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
猫と四|斗俵8・27(夕) 政治家ほど無益な者は無いが、その政治家を取り除けたら、鼠ほど無益な余計者は滅多にあるまい。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
人間一人増えたため、この甥は二倍も気を使つてゐたが、一番余計者の彼は片隅に身を縮め、できるだけその存在を目だたないやうに努めた。
原民喜 火の踵 青空文庫
そして事実またここでもまた余計者として取り扱われただけのことである。
――獄中手記―― 何が私をこうさせたか 青空文庫
作例 · 標準
パーティーでは、皆が楽しんでいる中、彼は一人、余計者みたいに隅にいた。
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「お邪魔するつもりはなかったんだけど、余計者になってしまったかもしれない。」
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「会議に呼ばれていないのに、なぜか私が余計者みたいに座っていた。」
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2
標準
superfluous man (literary archetype)
作例 · 標準
その小説の主人公は、社会に馴染めない典型的な余計者として描かれている。
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近代文学では、目的を見失った余計者というキャラクターがよく登場する。
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彼は、自分の存在が組織にとって余計者だと感じ、静かに身を引いた。
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ウィキペディア

余計者(よけいもの)は、19世紀ロシア文学にしばしば主人公として登場する人物像を指す。ロシア語ではЛишний человек。英語ではSuperfluous Manと訳される。

出典: 余計者 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0