発後
はつご
名詞
標準
文例 · 用例
実の出発後は、三吉がこの病人の世話料を引受けて、月々お俊の家へ渡していた。
— 島崎藤村 『家(下巻)』 青空文庫
時勢の逼迫が私の主張に耳を藉す人も生じさせていたが、事変勃発後、私の「戦争史大観」が謄写刷りにされて若干の人々の手に配られた。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
大戦|勃発後八方に敵を受けたドイツが、開戦後まもなく率先して経済組織の大改造を企てたのも、ひっきょうはこれがためである。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
その女が、告発後自殺するならば、夫に対しては義を守り、父兄に対しては孝悌の道を尽す者であるということが出来るけれども、これは備らんことを人に責めるものであって、普通人には無理な註文である。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
(二人相似の点もなきに非ず) 余はなほ多くを言はんと思ひしも不折君出発後敵なきに矢を放つもいかがなれば要求質問注意の箇条を節略して左に記し以て長々しき文章の終となし置くべし。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
「はじめて宇宙旅行をする者は、地球出発後七日間は、窓の外を見ることを許さない」 こういう命令を、マルモ艇長は、出発の前に出した。
— 海野十三 『三十年後の世界』 青空文庫
それはちょうど出発後四日目のことであった。
— 海野十三 『三十年後の世界』 青空文庫
ああ……」 当分二人だけの心配にして置いたが、出発後三日目には、どうしても公表しないわけにはゆかなくなった。
— 海野十三 『月世界探険記』 青空文庫