半道
はんみち
名詞副詞
標準
half a ri (measure of length)
文例 · 用例
模範兵士 御維新後、煉瓦焼きが流行った際に、村から半道ばかり上の川添いの赤土山を、村の名主どんが半分ばかり切り取って売ってしまった。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
ものの半道とは上らないのに、車の齒の軋り強く、平地でさへ、分けて坂、一|分間に一|寸づゝ、次第に雪が嵩増すので、呼吸を切つても、もがいても、腕車は一|歩も進まずなりぬ。
— 泉鏡花 『雪の翼』 青空文庫
山清水がしとしとと湧く径が薬研の底のようで、両側の篠笹を跨いで通るなど、ものの小半道踏分けて参りますと、其処までが一峰で。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
」「はあ、別に旅籠屋と言って、何ですな、これから下へ十四五町、……約|半道ばかり行きますと、湯の立つ家があるですよ。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
」 と小村さんが暗がりの中を探りながら先へ立って、「いきなり、風呂を沸かす宿屋が半道と来たんでは、一口飲ませる処とも聞きにくうございますよ。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
いや、帰ったといっても、ようよう半道ばかりで、その辺から川筋はよほど曲っていくので、僕は堤の芒にわかれを告げて、堤下の路を真っ直ぐにあるき出すと、暗いなかから幽霊のようにふらふらと現われたものがある。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
そこからまだ半道も行かぬ中に二人は忽ち鶏卵中毒を起し、猛烈な腹痛と共に代る代る道傍に跼み始めたので、道が一向に捗らない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
家のすぐ近くに宿屋が一軒と人家が二軒と、それから広っ場の向う側に小屋が一つあるきりで、あとは停車場へ行くまで半道もの間|家一軒ありません。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
作例 · 標準
宿場から次の宿場までは、まだ半道ほどあった。
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山道を半道も歩くと、小さな滝が見えてきた。
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彼は「もう半道だ」と励ましながら、疲れ果てた私を先導してくれた。
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