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鳥影

とりかげ異読 ちょうえい
名詞
1
標準
shadow of a bird
文例 · 用例
その背景の前に時たま現れる鳥影か何ぞのように、琴や琵琶の絃音が投げ込まれる。
寺田寅彦 雑記(1) 青空文庫
こゝに軒あれば、松があり、庭あれば燈籠が差のぞかれ、一寸※子のすき間さへ、山の手の雀の如く鳥影のさすと見るのが、皆ひら/\と船であつた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
何だか、そこに、幽かでも障子の鳥影のように、かすめて通り過ぎる気がかりのものが感じられて、僕はいよいよ憂鬱になるばかりであった。
太宰治 未帰還の友に 青空文庫
中のどれかが、折々|気紛れの鳥影の映すように、飜然と幕へ附着いては、一同の姿を、種々に描き出す。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
真向うに、矗立した壁面と、相接するその階段へ、上から、黒く落ちて、鳥影のように映った。
泉鏡花 開扉一妖帖 青空文庫
ふと鳥影が……影が翳した。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
鳥影が、さして、消えた。
泉鏡花 菊あわせ 青空文庫
「おや、鳥影が……。
人形使い 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
水面にスッと鳥影が差したかと思うと、一羽のカワセミが魚を咥えて飛び去った。
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夕暮れの空に大きな鳥影がいくつか横切り、ねぐらへ帰るカラスの群れが見えた。
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森の奥でガサガサと音がしたが、見上げると枝を渡る鳥影が見えるだけで姿は拝めなかった。
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ウィキペディア

「鳥影」(ちょうえい)は石川啄木の小説。1908年(明治41年)11月1日から12月30日まで『東京毎日新聞』に連載された。全59回。

出典: 鳥影 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0