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人待ち顔

ひとまちがお
形容動詞名詞
1
標準
looking like one is waiting for someone
文例 · 用例
精養軒の玄関にボーイが一人立って人待ち顔に入り口のほうをながめている。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
路地のなかまで送り込むと、その門口には一人の女が人待ち顔にたたずんでいた。
岡本綺堂 放し鰻 青空文庫
そうでなくても小さいお公卿さまが、いっそうからだを小さく固めて、そこの座敷のそれもすみのほうにちんまりとお上品にかしこまりながら、だれか人待ち顔に、いたってぼんやりとしていたものでしたから、あっけにとられてきき尋ねました。
袈裟切り太夫 右門捕物帖 青空文庫
不思議な船が、大川岸に四|艘、小堀の中に三|艘、人待ち顔につないであるのです。
首つり五人男 右門捕物帖 青空文庫
起きるから右門はしきりとなにか人待ち顔でいましたが、と、それを裏書きするように、あわただしく表のかたにあたって、右門のお組屋敷を訪れた人の足音がありました。
村正騒動 右門捕物帖 青空文庫
人待ち顔に話しかけて口説き落す。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
洋服を着た一人の男が宿の裏口へ来て、それから横手の塀の外へ廻って、人待ち顔にうろうろしていると、いつの間にかお留がぬけ出して行ったんです。
岡本綺堂 探偵夜話 青空文庫
現在の証拠はお身さまこそ、さっきから人待ち顔にここに忍んでござるでないか」 今度は別に言い訳をしようともしないで、兼輔は唯にやにやと笑っていた。
岡本綺堂 玉藻の前 青空文庫
作例 · 標準
ベンチに座って時計を何度も確認する、人待ち顔の女性がいた。
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彼は入口の方をチラチラと見て、いかにも人待ち顔で立っている。
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人待ち顔で佇む彼の背中からは、隠しきれない期待が滲み出ていた。
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