霊像
れいぞう
名詞
標準
文例 · 用例
「大銅像の目を傷けたんだね、両眼を――潰すと斉しく霊像の目が活きて光って開いた、虫の投落されたのをよく視て下さい。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
ゴムの『歴史科学としての民俗学』三十一頁に、インドのカッボア人は、白鶏を牲して隠財を求むといい、コラン・ド・ブランシーの『遺宝霊像評彙』一巻六四頁には、天主教徒白鶏をクリストフ尊者に捧げて、指端の痛みを癒しもらう。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
コラン・ド・プランシーの『遺宝霊像評彙』各条)。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
いつの世に何人が勧請奉安したものか、本尊は智行法師作の霊像、そのいやちこな御験にあずからんとして毎年この日は詣人群集、押すな押すなのにぎわいである。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
この寺の本尊、釈迦善逝は三国伝来の霊像である。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
霊像並びに流し板は今東京市麻布飯倉町赤羽心光院にまつる。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
夢殿の救世観世音像は、こういう意味で古今を独歩する唯一無二の霊像であり、彫刻美としてのみ語るのはまことに心無きわざとなるのである。
— 高村光太郎 『美の日本的源泉』 青空文庫
薬師寺東院禅堂の聖観音立像は、天武天皇の時代、百済王より献上せる白鳳期最高の霊像といわるるみ仏である。
— 亀井勝一郎 『大和古寺風物誌』 青空文庫