分力
ぶんりょく
名詞
標準
component of force
文例 · 用例
『目黒の方だ』と、随分力を入れて答へたのではあつたが、その声はかすれてゐた。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
實に此間、時を費す事十|分か、十五|分、人間も一生懸命になると、隨分力量の出るものだよ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
Max Mueller の言葉に「口語に頭絡とは決して朽て用に堪へぬ樣になつて居るのでは無い、まだ十分力のあるものだと云ふことを自分は信じて居ります。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
けだし今日の馬と驢が、既に出来るだけの諸役に立っており、新たに他の種を仕付けて使わねばならぬような、格段の役目がない故、新種を飼い擾すに十分力が出ぬのじゃろう。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
が、この何者にも制肘されない放縦な駄々ッ子的気分が当時の文学好きの青年の共鳴を惹くに十分力があった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
ハンスの行手を見定めに行つたのだらうと滝本は思つたが、それにしては大分力の容れ具合が凄じ過ぎる!
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
また呉葉の慰藉も、母の意見もそれをまぎれさせるに十分力があつたであらう。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
そしてこの豫想外のことは、彼の心を動かすに充分力があつた。
— 横光利一 『悲しみの代價』 青空文庫
作例 · 標準
斜面に置かれた物体にかかる重力は、斜面に平行な分力と垂直な分力に分けて計算します。
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ヨットが風に向かって進めるのは、帆が受ける風の力を前進する分力に変換しているからです。
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橋の設計では、橋脚にかかる荷重を様々な方向の分力として解析する必要があります。
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