幻辞.com

葦垣

あしがき
名詞
1
標準
文例 · 用例
葦垣のまぢかきほどに侍らひながら、今まで影踏むばかりのしるしも侍らぬは、なこその関をや据ゑさせ給ひつらんとなん。
常夏 源氏物語 青空文庫
例の美音の弁の少将がなつかしい声で催馬楽の「葦垣」を歌うのであった。
藤のうら葉 源氏物語 青空文庫
「少将の歌われた『葦垣』の歌詞を聞きましたか。
藤のうら葉 源氏物語 青空文庫
内記は山荘の中のことをよく知った右大将家の人から聞いていたので、宿直の侍の詰めているほうへは行かずに、葦垣で仕切ってある西の庭のほうへそっとまわって、垣根を少しこわして中へはいった。
浮舟 源氏物語 青空文庫
この歌で、「一目見し」に家持は興味を持っている如くであるが、「一目見し人に恋ふらく天霧らし零り来る雪の消ぬべく念ほゆ」(巻十・二三四〇)、「花ぐはし葦垣越しにただ一目相見し児ゆゑ千たび歎きつ」(巻十一・二五六五)等の例が若干ある。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
ちょっと」と追いすがって、彼を外の葦垣の蔭へ誘おうとした。
帝獄帖 私本太平記 青空文庫