櫓台
やぐらだい
名詞
標準
文例 · 用例
翡翠の飛込みのお手本をやって下さい」 水だらけの子供を十人ばかり乗せ、櫓台の下へ田舟を漕ぎ近づけて、材木屋の貝原が、大声を挙げた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
小初は掘り下げた櫓台下の竪穴から浅瀬の泥底へ水を掻き上げて行くと、岸の堀垣の毀れから崩れ落ちた土が不規則なスロープになって水底へ影をひくのが朦朧と目に写って来た。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
下げ汐になった前屈みの櫓台の周囲にときどき右往左往する若鰡の背が星明りに閃く。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
自分の持ちものの材木の流出を防いだり櫓台の錨に石を結びつけたりした。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫