貝肉
かいにく
名詞
標準
shellfish meat
文例 · 用例
ぼくらはおそろしい孤獨の海邊で 大きな貝肉のやうにふるへてゐる。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
この邊の奴らにつきあひもなくどうせろくでもない 貝肉の化物ぐらゐに見えるだらうよ。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
乾した貝肉は一|封度一ドルで売れるというわけなのだが、そんなものまで計算に入れなければならない詰りかたでは、どうせろくなことが出来るわけはないのに、旧式な手押しポンプしかない老朽ラガー船と新式の機関ポンプを備えた二十六隻の船団では、コントラストがひどすぎて張りあう気にもなれない。
— 久生十蘭 『三界万霊塔』 青空文庫
是等は恐らく獸肉なり貝肉なり燒きて食はれたる殘餘ならん。
— 坪井正五郎 『コロボックル風俗考』 青空文庫
それからつゞいて、年もわかく、ゆかいにくらしてゐたじぶんのことも思ひかへされました。
— 鈴木三重吉 『ざんげ』 青空文庫
喧嘩の呼吸で来られては見当が付かず扱かいにくい。
— 国枝史郎 『三甚内』 青空文庫
透明になると、ひどくあつかいにくくてね。
— ハーバート・ジョージ・ウエルズ 『透明人間』 青空文庫
それで昼間のうち少しでもゆかいにくらせるように、こうして船こ乗せて外へ出るのです。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫