功用
こうよう
名詞
標準
use
文例 · 用例
美の功用(Use)なり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
これと共に、詩の広き範囲に於ても、快楽と実用とは、其的、其結果、其功用に過ぎずして、他に詩の本能ある事は疑ふ可からざる事実なるべしと思はる。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
若し事物の真価を論ずるに、其的、其結果、其功用のみを標率とする時は、種々なる誤謬を生ずるに至るべし、本能、本性を合せて、其結果、其功用、其的、を観察するにあらざれば、余輩其の可なるを知らず。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
故に文学を評論するには、少くとも其本能本性に立ち入りて、然る後に功用、結果、目的等の陪審官に諮はざるべからず。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
そして、評論の面では、誤った文学の政論化功用論への対症として、文学の本質に再び一般の理解を据え直し、云わば文学とはどういうものかということについて語り直されることが必要であるという努力の方向がみられる。
— ――現代文学の多難性―― 『昭和十五年度の文学様相』 青空文庫
辭書は文教のもとゐたること、論ずるまでもなし、その編輯功用の要は、この序文にくはしければ、さらにも言はず。
— 大槻文彦 『ことばのうみのおくがき』 青空文庫
これを隠してその功用を増すにあらず、あたかも活物を死用するに異ならず、世間のためを謀りて不便利の大なるものと言うべし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
料理法の功用は病人と小児と老人の食物に応用する場合が多い。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫