憤死
ふんし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dying in a fit of anger or indignation
文例 · 用例
なぜッて、宗山がその夜の中に、私に辱められたのを口惜しがって、傲慢な奴だけに、ぴしりと、もろい折方、憤死してしまったんだ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
併し惜福の工夫には缺けて、病中に憤死し、家滅び族|夷げられたのは、人の知つてゐることである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
むしろ私の会うた軍人は一人の例外もないと言っていいくらい物分りが悪く、時としてその物分りの悪さは私を憤死せしめる程であった。
— 織田作之助 『髪』 青空文庫
板倉重昌憤死之事 江戸慕府へ九州動乱の急を、大阪城代が報じたのは寛永十四年十一月十日の事である。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
後発から追いかけたソニーのパーソナルコンピューターは憤死し、世界市場に向けた欧文ワードプロセッサーはいったんはかなり伸びたものの、その後PCでワープロ・ソフトを使う流儀が当たり前となって、市場その物が消滅した。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
しかし惜福の工夫には欠けて、病中に憤死し家|滅び一族が滅ぼされたのは人の知っていることである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
唐沢の家が、三万石の小大名ではあったが、足利時代以来の名家であるとか、維新の際には祖父が勤王の志が、厚かったにも拘わらず、薩長に売られて、朝敵の汚名を取り、悶々の裡に憤死したことや、その死床で洩した『敵を取って呉れ。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
二月前の去年十一月八日、疑問の憤死を遂げたために、流布憶説まちまちだった。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
作例 · 標準
彼の不正な昇進を知り、長年勤めた同僚は憤死したと言われている。
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汚職が暴かれ、大臣は国民の憤激を買って憤死した。
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悔しい思いを抱えたまま、彼は遂に憤死してしまった。
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