先棒
さきぼう
名詞
標準
front palanquin bearer
文例 · 用例
」 高信さんが、銀貨を若干、先棒の掌へポンと握らせると、にこりと額をうつむけた処を、「いくら貰うたかい。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
フレデリックもイングンもスウエーデン貴族社會の甘やかされた子供達で、共にウプサラの大學に學んでゐたが、不良な道樂者のお先棒だつた。
— ――スウェーデンの殺人鬼―― 『死の接吻』 青空文庫
すると上機嫌で先棒を担いでいた湊屋の若い奴が向う鉢巻で長持唄を歌い始めた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
神様のお先棒にだけはなつて呉れるなよ。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
『おい、若いの、今度部屋に来るときは、俺のやうな立派な髯を生して来いよ――』 と源はモッコの引繩を、ヒョイとしやくりあげて、先棒担ぎの若い無髯の土工の力の負担を少くしてやるのであつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
雷門の前まで来ると、次郎左衛門を乗せた駕籠屋の先棒が草鞋の緒を踏み切った。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
と思う途端に、駕籠の先棒がだしぬけに頓狂な声で、「おい、この駕籠は滅法界に重くなったぜ」と、呶鳴った。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
「さてはうぬが、この淫乱妾のお先棒になって、京弥どのを掠ってまいったのじゃな」「よよッ、又しても悪い奴がかぎつけてまいったな!
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
作例 · 標準
駕籠を担ぐ先棒の男たちは、重さに耐えながら進んだ。
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祭りの山車は、多くの先棒によって賑やかに曳かれていた。
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昔の江戸では、大名行列の先棒を担ぐのは大変な仕事だった。
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標準
flunky
作例 · 標準
彼はいつも上司の先棒を担ぐばかりで、自分の意見を持たない。
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権力者の先棒を担ぐような真似はしたくない。
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その政治家は、不正行為の先棒を担いだとして批判された。
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