頑愚
がんぐ
形容動詞名詞
標準
obstinate and foolish
文例 · 用例
又李白の子を祝する句に曰く、揚杯祝願無他語、謹勿頑愚似汝爺矣。
— 泉鏡花 『聞きたるまゝ』 青空文庫
私も頑愚で人に自分の思うことを曲げられないあつかい難い女かも知れない。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
いや、みんなが呆れてしまって、旧弊も旧弊、頑愚度すべからずと笑われていると消息して来た。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
トマス、アー、ケムピス 他人の忠告決して軽ずべきものにあらず、人は自身の面を見る能わざるがごとく社会における己の位置をも能く見ること能わざるべし、一切万事わが意を押通さんとするは傲慢頑愚の徴にして我らのよろしく注意すべきことなり。
— 内村鑑三 『基督信徒のなぐさめ』 青空文庫
四『お芳、御苦勞でもなあ、稻荷樣へお母さんの名代になつてお詣して來てくれろや、姉さんの命乞に……もしも快くなつたら旗を上げますつて願をかけて……』 老人の頑愚を嗤ふにはお芳はなほ幼かつた。
— 水野仙子 『四十餘日』 青空文庫
父親は頑愚で、正直一図で、感情が粗く野生的ではあるが愛情は深い。
— 北原白秋 『神童の死』 青空文庫
固より天性発明なる人(genius アル人)即ち天稟の聖人ならば山野に遊び江湖に泛びて高尚深遠の哲学を発明する所多かるべけれど、頑愚痴迂なる一寒性、いかんぞ古人の遺書によらずして秋毫の屁理窟だもひねくり出すことを得んや。
— 正岡子規 『読書弁』 青空文庫
いわんや、世に頑愚固陋の徒あり、衆民多数の康福を主張するを指して叛逆不臣の説となす、世に狡獪|姦佞の輩あり、国家権威の鞏固を唱道するを誣いて専権圧制の論となす、大識見を備うる者にあらざるよりは、それよく惑わすところとならざらんや。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
作例 · 標準
いくら説得しても自分の間違いを認めない彼の頑愚さには、周囲も匙を投げている。
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頑愚な老主人の判断ミスが重なり、代々続いた老舗の屋台骨が揺らぎ始めている。
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無知と頑愚が結びつくと、論理的な話し合いで解決するのはもはや不可能に近い。
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「頑愚な振る舞いは身を滅ぼすぞ」と、かつての恩師に厳しく諭された。
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