超国家主義
ちょうこっかしゅぎ
名詞
標準
ultranationalism
文例 · 用例
資本は資本と結びつく、という原則にしたがって、儲けておいては昨日までの超国家主義のうらがえしで結合する人たちの安心なのである。
— ――一九四八年のメーデー―― 『正義の花の環』 青空文庫
なぜなら、この人たちは、当時の日本の支配者が、侵略戦争に対する批判や超国家主義への疑問を封じた、その立場によりたって、社会に階級があり文化に堕落性がある現代の歴史的事実を否定したのだから。
— 宮本百合子 『真夏の夜の夢』 青空文庫
この目次では戦争協力と超国家主義の作家たちが登場していないとともに、こんにち新しいファシズムの力と闘ってゆくために皆が知らなければならない当時の現実の、むしろ本質的な部分がうずめられている。
— 宮本百合子 『「現代日本小説大系」刊行委員会への希望』 青空文庫
彼のような穏当な学究さえも彼の理性が超国家主義と絶対主義に服従しないで立っているという理由で起訴され裁判された。
— 宮本百合子 『五〇年代の文学とそこにある問題』 青空文庫
超国家主義の合言葉の下に、世界といえば日本のほかにナチス・ドイツとファシスト・イタリーしか存在しないように。
— ――新しい国際性を求めて―― 『それらの国々でも』 青空文庫
戦争中、日本の超国家主義者たちは、ヒットラーにならって、日本文化の優秀を世界に誇ろうとして非常に努力した。
— 宮本百合子 『偽りのない文化を』 青空文庫
その背後にある思想というのは、五・一五事件、二・二六事件と、暴力で侵略戦争遂行の可能な軍部独裁にまで推進させてきた超国家主義、軍国主義その他、極東軍事裁判の法廷が、それをこそ共同謀議の思想として、有罪を宣告したファシズムの思想である。
— 宮本百合子 『新しい潮』 青空文庫
たとえば仏教の一派であって、もっとも侵略的な闘争主義を精神の中にもっている日蓮宗は、戦争中まっさきに超国家主義と日本の世界制覇を激励した。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
作例 · 標準
彼の演説は『超国家主義』的な思想に傾倒しており、注意が必要です。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
『超国家主義』は、20世紀初頭に多くの国で台頭した思想潮流です。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
『超国家主義』と愛国心の違いを、もう少し具体的に議論したい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア曖昧さ回避
超国家主義(ちょうこっかしゅぎ)とは、丸山眞男による造語。以下の意味のどちらかで使われる。 スープラナショナリズム - 国家を超越した国際組織が権限を担うという概念。具体例は欧州連合(部分的に政府間主義を取り入れている)、またフィクションではあるが地球連邦。「"超国家"主義」。 ウルトラナショナリズム - きわめて尖鋭的なナショナリズム(国家主義)を意味し、通常はファシズムや全体主義などを指す。「"超"国家主義」。
出典: 超国家主義 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0