及ばずながら
およばずながら
副詞
標準
to the best of my ability, poor though it be
文例 · 用例
主人が「及ばずながら」と引受けると、人懐っこい眼を輝かしながら頻りに感謝の言葉を述べるのであった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
それならば両親によっく相談致しまして……」「お引合いにならば及ばずながら私が、お召し次第に伺いまする」「どうぞいつでもお構いなくお出で下さいませ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
大人は及ばずながらにも、子供の私語に同情ある耳を傾けなければならない。
— 有島武郎 『子供の世界』 青空文庫
私も及ばずながら※事に就いて助言を致しますよ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
及ばずながら私が光子様をお庇い申せば、夜叉、羅刹を駆集めて、あなた方と喧嘩をしてなりと毛頭御渡し申しませんが、事を好んでするではなし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
及ばずながら私がね……」 馭者は夢みる心地しつつ耳を傾けたり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
私も児子家に来たからは、及ばずながら児子家の家長としてのあなたの目的をお助けいたします」 といったと、その後、屡々義妹たちに話した。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
及ばずながら、ポローニヤスも御助勢申し上げますが、あなたも、もっと、しっかりして下さらなければ困ります。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫