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名利

めいり異読 みょうり
名詞
1
標準
fame and fortune
文例 · 用例
第三十八段、名利の欲望を脱却すべきを説く条など、平凡な有りふれの消極的名利観のようでもあるが、しかしよく読んでみると、この著者の本旨は必ずしも絶対に名利を捨てよというのではなく、「真の名利」を求めるための手段として各人の持つべき心掛けを説いているようにも思われる。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
それはとにかく、現代に活動している人でもこの一段の内容を適当に玩味することが出来れば名利の誘惑に逢って身を亡ぼすような災難を免れるだけの護符を授かるであろうと思われる。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
名利観に限らず、この著者は色々な点で人間の人間らしい人間性というかあるいは弱点というか、そういうものを事実として肯定した上で、これに対するプラグマチックな処世道を説いているようなところがある。
寺田寅彦 徒然草の鑑賞 青空文庫
その時は実に我もなければ他もない、ただたれもかれも懐かしくって、忍ばれて来る、『僕はその時ほど心の平穏を感ずることはない、その時ほど自由を感ずることはない、その時ほど名利競争の俗念消えてすべての物に対する同情の念の深い時はない。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
心しづかに三たびも唱ふれば、紛々たる名利の境を捨てゝ寂静の土に往かんと願ふ厭欣の念、油然として湧き出づるを覚ゆるなり。
幸田露伴 雲のいろ/\ 青空文庫
「唯だ東京の奴等を言ったのサ、名利に汲々としているその醜態は何だ!
国木田独歩 牛肉と馬鈴薯 青空文庫
」俺はあの男の身の上を羨むと云ふのではないけれど、名利を慕ふ俺の本能は顫ひを感じた。
平出修 公判 青空文庫
されど、之等は要するに皆かれの末技にして、真に欽慕すべきは、かれの天稟の楽才と、刻苦精進して夙く鬱然一家をなし、世の名利をよそにその志す道に悠々自適せし生涯とに他ならぬ。
太宰治 盲人独笑 青空文庫
作例 · 標準
彼は、名利にとらわれず、ただひたすらに研究に没頭した。
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多くの若者が、名利を求めて都会へと旅立っていく。
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名利は一時的なものだ。」と老哲学者は語った。
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