デカメロン
デカメロン
名詞
標準
The Decameron
文例 · 用例
かの国の有名な画廊にある名画の複製や、アラビアンナイトとデカメロンの豪華版や、愛書家の涎を流しそうな、芸術のための芸術と思われる書物が並んでいて、これにはちょっと意外な感じもした。
— 寺田寅彦 『火事教育』 青空文庫
「面白い小説を書こうとしていたのはわれわれの間違いでした」と大衆文学の作者がある座談会で純文学の作家に告白したそうだが、純文学大衆文学を通じて、果して日本の文学に「アラビヤン・ナイト」や「デカメロン」を以てはじまる小説本来の面白さがあったとでもいうのか。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
ボッカチオの『デカメロン』のポケット版、見返しにジョーゼフ・スタンガスンの名前入り。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
それについてまた可笑しきはボカチオの『イル・デカメロン』に、僧が主人に対してアリストテレスは賢人の七徳とかを述べたが、わが従僕また七徳ありとてその過失を指折り数え立てるところがある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
五十六色あかきデカメロンの書に肱つき、なにごとをか思ひわづらひたまふ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
デカメロンそのままを春陽堂から出版したって読み手はないにきまっている。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
「デカメロン」の本質はそういうものであった。
— 宮本百合子 『幸福の感覚』 青空文庫
▲西洋で、寫生文として最も古いものは、ボカチオの作デカメロンの緒言であらう。
— 島村抱月 『今の寫生文』 青空文庫
作例 · 標準
ボッカッチョの「デカメロン」は、ルネサンス文学の傑作として知られている。
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「デカメロン」には、様々な人間模様が描かれた物語が収められている。
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学生時代に「デカメロン」を読んで、中世ヨーロッパの文化に触れた。
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ウィキペディア
『デカメロン』(Decameron)は、ジョヴァンニ・ボッカッチョによる物語集。ダンテの『神曲』に対して、『人曲』とも呼ばれる。また、デカメロンはギリシャ語の「10日」 に由来し、『十日物語』とも和訳される。1348年から1353年にかけて製作された。サブタイトルは「ガレオット公爵」で、アーサー王物語においてランスロットの不倫の恋を仲立ちしたキャラクターの名前から取られている。
出典: デカメロン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0