命を捨てる
いのちをすてる
表現動詞-一段
標準
to give one's life
文例 · 用例
子供と一緒に自分の命を捨てる、難産のような苦しみであった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
映画や小説の芸術に酔うて盗賊や放火をする少年もあれば、外来哲学思想に酩酊して世を騒がせ生命を捨てるものも少なくない。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
けれども、僕だってデンマーク国の為には、いつでも命を捨てるつもりなのだ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
私がこんなに、命を捨てるほどの思いであの人を慕い、きょうまでつき随って来たのに、私には一つの優しい言葉も下さらず、かえってあんな賤しい百姓女の身の上を、御頬を染めて迄かばっておやりなさった。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
そんなことで、むざむざ命を捨てるお人よしがどこにいよう。
— 鈴木三重吉 『デイモンとピシアス』 青空文庫
これだけの店の息子が二十両や三十両のことで命を捨てるにも及ぶまいにと、半七はいよいよ気の毒になった。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
私はかうして前非を後悔して、貴方の前で潔く命を捨てるのも、その御詑が為たいばかりなのですから、貫一さん、既往の事は水に流して、もう好い加減に堪忍して下さいまし。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
自殺して命を捨てるのは、一の罪悪だと謂ふ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
国を守るため、多くの若者が戦場で命を捨てた。
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彼は燃え盛る家の中に飛び込み、子供を助けるために命を捨てた。
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愛する人を守れるなら、この命を捨てる覚悟はできている。
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