舌つき
したつき
名詞形容動詞
標準
unclear speech
文例 · 用例
その中で一人、それでも一番人の好さそうな男だったが、いつもふらふらした足つきで僕等のそばへやって来て、ろれつの廻らない舌つきで何か話しかける男があった。
— 大杉栄 『日本脱出記』 青空文庫
「こんな処にいやあがったのか」「いやあがったのか」 と三島がだらしのない舌つきで云った。
— 山本周五郎 『風流太平記』 青空文庫
(5)の男女交際ということも、男と女とが、ほんとうにそういう人間らしい心にたってつき合ってゆけば、皆さんが声を揃えて批判しておられるようなじだらくで範囲をこしたつき合いは生れなくなるでしょう。
— ――現場録音 No. 4 No. 5 をよんで―― 『悔なき青春を』 青空文庫
花祭りにもさうしたつき物の力が、籠つてゐる様な気がしてなりません。
— ――花祭り解説―― 『山の霜月舞』 青空文庫
二人はこの船に一緒に乗組んでから、まだ一航海をしたつきりなのに、非常に仲好になつて、互に仕事を助け合つたり、相談したり、将来の希望を語り合つたりするのだつた。
— 宮原晃一郎 『怪艦ウルフ号』 青空文庫
愛子 でも、よしたつきりぢやないんでせう。
— 岸田國士 『沢氏の二人娘』 青空文庫
計一 一と月に一度が、二月に一度になり……最近はもう、三月、いや、あれや四月の初めに顔を出したつきりぢやないか。
— 岸田國士 『歳月』 青空文庫
寧ろ川端玉章先生の方が親しかったが、それにしても仕事が違うので大したつきあいというのでもなかった。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんの舌つきな言葉遣いが、なんとも可愛らしかった。
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