付け物
つけもの
名詞
標準
文例 · 用例
善ぱと違って、わっしの方にゃいい見付け物もありません。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
お客来じゃ」「お客来……」と、お菊は片付け物の手を休めた。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
自分の家へ火をつけねえのが見付け物よ。
— 熊の死骸 『半七捕物帳』 青空文庫
「どうも面白い見付け物はありません。
— 三河万歳 『半七捕物帳』 青空文庫
それこそ見付け物といってもいい位に柔順で、無口で、俺(水夫長)の目顔ばかり見ながら、スラスラと立ちまわるのだから、薄気味の悪いこと夥しい。
— 夢野久作 『幽霊と推進機』 青空文庫
そこで午後になって病人が起きた時には、愉快な、暖かい日影が床の上に落ちて、片付け物をするために跪いた女の髪の波を打っている上には、きらきらする反射が見えているのである。
— シュニッツレル Arthur Schnitzler 『みれん』 青空文庫
女は忙しそうに片付け物をしているのに、男は構わずに寝部屋へ這入った。
— シュニッツレル Arthur Schnitzler 『みれん』 青空文庫
そのせいか、たいていの人間は人知で出来た味付け物を喜ぶ。
— 北大路魯山人 『世界の「料理王逝く」ということから』 青空文庫