冠する
かんする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞頻度ランク #40263 · 青空 353 例
標準
to crown
文例 · 用例
又は虚子が空前の大才で在来西洋人の用を足して来た分類語では、其の作物に冠する資格がないと云う意味でもない。
— 夏目漱石 『高浜虚子著『鶏頭』序』 青空文庫
さて将門が漸く加冠するやうになつてから京上りをして、太政大臣藤原忠平に仕へた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
一人にしてその二を兼ぬる人ははなはだまれである、これを具備した人にして始めて碩学の名を冠するに足らんか。
— 寺田寅彦 『知と疑い』 青空文庫
その頃中坂下に住んでいて朝夕この界隈を散歩した私は馬琴の瀬戸物屋の前を通って文豪を偲ぶと共に中坂という名に興味を持ち、この中坂を冠する思案外史は中坂の何辺らあたりに住んでる人だろうと揣摩し、この思案外史の巻頭の辞を載せた『我楽多文庫』をもやはり中坂に縁があるように思っていた。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
三あな大日枝の額に、玉冠する夕日の光や、天なる美し眼ざし、――東へ、ゆるに峰越の淡雲すべる靜けさ、これやは終なる魂のひと日、すずろに心ゆらぎて、ありしを忍ぶる美き名ならし。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
哲學そのものは彼の全體系に於て最高の段階にあり、それを冠する榮位に据ゑられてゐる。
— 三木清 『唯物史観と現代の意識』 青空文庫
この渡し、元は待乳の渡しといったものなのを、いつの頃からか竹屋という船宿の屋号がその通り名となり、百五十年来の名所に二つの呼び名を冠するに至ったのだ。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
その神農の名を冠するは猶|内経に黄帝の名を冠するがごとくである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
標準
to prefix with