破子
わりご
名詞
標準
文例 · 用例
不幸のあったあとの源氏に遠慮をして、たいそうにはせず、西の対へだけ美しい檜破子詰めの物をいろいろに作って持って来てあった。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
たいそうにはしないで雅趣のある檜破子弁当が出て、勝ち方に出す賭物も多く持参したのである。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
北の御殿からいろいろときれいな体裁に作られた菓子の髭籠と、料理の破子詰めなどがここへ贈られて来た。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
妹に乳をふくませ乍ら破子の弁当箱の底を箸で突つついてゐた母が、今度は私の色の黒いことを出し抜けに言つた。
— 嘉村礒多 『途上』 青空文庫
」利仁は、郎等たちの持つて来た篠枝や破籠を、五位にも勧めながら、鷹揚に問ひかけた。
— 芥川龍之介 『芋粥』 青空文庫