宇宙観
うちゅうかん
名詞
標準
one's outlook on the universe
文例 · 用例
しかるに芭蕉の句では、或る一つの主題をもった人生観や宇宙観やが、直接に観念(思想)として歌われている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ニュートンがデカルト派の形而上学的宇宙観から割り出した物理学を離れて Hypotheses non fingo という立場からあのような偉業をしたのもそうである。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
たとえば水晶で作られたようなプランクトンがスクリーンいっぱいに活動しているのを見る時には、われわれの月並みの宇宙観は急に戸惑いをし始め、独断的な身勝手イデオロギーの土台石がぐらつき始めるような気がするであろう。
— 寺田寅彦 『映画の世界像』 青空文庫
第二章 音楽と美術――芸術の二大|範疇―― 人間の宇宙観念を作るものは、実に「時間」と「空間」との二形式である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それは科学の宇宙観や、唯物主義の人生観と同じく、すべての現象を、それの生ずる前提条件の因果にたづね、偶然のない宇宙――宿命的、数学的に決定された人生――を説明して居るのである。
— 萩原朔太郎 『易者の哲理』 青空文庫
頭脳|明晰にして、組織だった宇宙観、人生観を有せる人である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
全体の雰囲気の落漠さと作者の抱いてゐる宇宙観の大きさと一致した場合には、そのボッとした大きさのまゝで切実な高調された実感を与へる筈であるが、そこにはそれが欠けてゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
真に自由を愛するものは自由をうばつてゐるものを圧服するやうな敵よりも幾層倍も大きな宇宙観をもて、新しい世界の新しい秩序や調和やすべて自由な新しい生活がそこから始まるだらう。
— ―3― 『小熊秀雄全集』 青空文庫
作例 · 標準
例句