清初
しんしょ
名詞
標準
文例 · 用例
清の閻百詩(中国、清初期の考証学者)は一代の優れた儒者である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
清初の画家八大山人は生涯を通じて孤寂な魂を抱いてゐた人だつた。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
支那の清朝に入つてから染付もいろ/\の變化を見せ、徒らに精巧を競ふ觀あるまで脱線したが、清初のものにはなか/\いゝものがある。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫
新羅山人の経歴については深く調べたことはないが、明末清初の画人で、狷介不羈の風格であったことが知られている。
— 藤島武二 『画室の言葉』 青空文庫
もし蕪村時代の俳句界に似たる者を求むれば、清初の詩界最もこれに近かるべし。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
されど蕪村を以て清初の誰に比すべきかと問はば、似たる者を見出だす能はず。
— 正岡子規 『人々に答ふ』 青空文庫
此の傾は清朝になつて益盛になつて來て、清初の人は矢張り董其昌と同じやうに全く作意の書法を捨てゝ居らぬけれども、其中には餘程率意の勝つて居る人がある。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
その後、明末清初の顧炎武は尤も舊唐書を信用した人である。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫