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胃腑

いふ
名詞
1
標準
文例 · 用例
藝術家の氣品を感ぜずに、人間の胃腑を感ずる。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
いつのまにやら胃腑が撤収して小さくなつてゐるので、少したべると満腹します。
太宰治 津軽 青空文庫
家族のひとたちの様に味噌汁、お沢庵などの現実的なるものを摂取するならば胃腑も濁って、空想も萎靡するに違いないという思惑からでもあろうか。
太宰治 ろまん燈籠 青空文庫
朝食の時、胃腑を軽快になさんがため、特にパンと牛乳だけですませて置いた事も、これでは、なんにもならない。
太宰治 ろまん燈籠 青空文庫
芸術家の気品を感ぜずに、人間の胃腑を感ずる」「わかっています。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
すすめられるままに、ただ阿呆のように、しっかりビイルを飲んで、そうして長押の写真を見て、無礼極まる質問を発して、そうして意気揚々と引上げて来た私の日本一の間抜けた姿を思い、頬が赤くなり、耳が赤くなり、胃腑まで赤くなるような気持であった。
太宰治 佳日 青空文庫
誰が決めたか知らない食道法律が、この時までフランス人の胃腑に休息を命じている。
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
愛はそれによって、不消化な石ころを受け入れた胃腑のような思いをさせられる。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫