酒機嫌
さかきげん異読 ささきげん・さけきげん
名詞
標準
one's mood when drinking alcohol
文例 · 用例
」 とまで打撒けるものは有っても、勝気|気嵩の左褄、投遣りの酒機嫌。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
九時――九時といえば農場では夜更けだ――を過ぎてから仁右衛門はいい酒機嫌で突然佐藤の戸口に現われた。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
わたくしには陛下の御酒機嫌の夢を御解き申上げる暇がございません。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
赤や白の蝶が舞いめぐって、酒機嫌の|酒森の神のゆがんだ唇からは、水が虹を立てながら大理石の池へ落ちていた。
— ラザルス 『世界怪談名作集』 青空文庫
その内に御酒機嫌の若殿様が、ふと御姫様の方へ御向いなさりながら、「今も爺の申した通り、この狭い洛中でさえ、桑海の変は度々あった。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
」 御姫様は元より、二人の女房も、一度にこう云って、襲の袖を合せましたが、若殿様は、愈御酒機嫌の御顔を御和げになって、「三千世界は元より広大無辺じゃ。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
いつも静かな山村さんは相変らず人も居ない様になって居るからてっきりそうだと注意すると、少くとも十人内外の人が酒機嫌で騒いで居るに違いない。
— 宮本百合子 『二十三番地』 青空文庫
御離縁とまで仰しやるを、御酒機嫌とは聞かれまい。
— 清水紫琴 『したゆく水』 青空文庫
作例 · 標準
彼は酒機嫌になると、いつも陽気になって歌い出す。
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部長は酒機嫌で、普段話さないような面白い話をしてくれた。
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「あら、もう酒機嫌?早いわね。」と妻が笑った。
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