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怪奇現象

かいきげんしょう
名詞
1
標準
unnatural phenomenon
文例 · 用例
しかも、こうした脳髄局に於ける反射交感の応急規約、第三条の存在を最も有力に、簡単明瞭に証拠立てて、脳髄が作り出した地上一切の怪奇現象のカラクリの種明しをするのに持って来いの第一例というのが、ツイ今しがた引合いに出した『泣き中気』『笑い中気』だから愉快ではないか。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
ここが笑いの電流を交感する処だな』……という事実が一目瞭然する訳であるが、しかし、実をいうとコンナ風に、肉眼で見える脳髄の故障というものはドチラかといえば例外に近い方で、まだこのほかに眼に見えない脳髄の故障が演出する怪奇現象の種類がドレ位あるか、わからない。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
……のみならず、その怪奇現象ソレ自身の一つ一つが又、ソックリそのままに、聴診器にも這入らず、レントゲンにも感じないデリケートな脳髄の故障を、一つ一つにハッキリと証拠立てているから面白いではないか。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
……けれど、僕等はどうしても、ジナイーダの云うように死体を歩かせ、その手に振綱を引かさなければならないのだろうか※」 そうして、鐘声が単純な怪奇現象から一躍して、事件の主役を演ずることになった。
小栗虫太郎 聖アレキセイ寺院の惨劇 青空文庫
白昼大観衆の眼前で術を行う奇術師から見れば暗闇で怪奇現象を見せるぐらいお茶のこサイサイというものだ。
坂口安吾 心霊殺人事件 青空文庫
重なる怪奇現象に対して全身の勇気を奮って闘っていた僕は、遂に負けてしまったのである。
海野十三 宇宙尖兵 青空文庫
奇妙な見えざる力の怪奇現象だ。
THE INVISIBLE FORCE 見えざる力 青空文庫