名筆
めいひつ
名詞
標準
outstanding work of calligraphy
文例 · 用例
そこで女中をして近所で燒芋を買はせ、堆く盆に載せて、傍へあの名筆を以て、曰く「御浮氣どめ」プンと香つて、三筋ばかり蒸氣の立つ處を、あちら樣から、おつかひもの、と持つて出た。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
」「弘法様じゃあるまいし、巡礼の笠に、名筆が要りますか。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
そして頼まれるままに名筆を振って唯研の表札を書いた。
— 戸坂潤 『『唯研ニュース』』 青空文庫
その和寇とは一寸ちがふが、北朗襲庵の通知が実は一ヶ月以前から已にその予告があり、殊に最近、北朗自身その例の名筆をふるつて姫路より来信して曰く、姫路の展覧会大成功裡に終りそれから跡片付やらなんとかかんとかして二十六日には正に庵に行くべしと、愈和寇襲来と思つて、毎日/\待つたの待たんの。
— 尾崎放哉 『北朗来庵』 青空文庫
則ち之を文化文政以前のものとするは許すべからざることなるに、何の根據あつて天津教はかゝる幼稚の筆を以て、名筆隱れなき後醍醐天皇の御物し給ふなどと言振らすものぞ。
— 狩野亨吉 『天津教古文書の批判』 青空文庫
あとはどうか名筆を揮って置いて下さい。
— 芥川龍之介 『文章』 青空文庫
それが名筆であるだけに、三十畳ぐらいは敷けるであろう。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
実際それは名筆であった。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
作例 · 標準
美術館には、江戸時代の高僧による名筆が展示されている。
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彼の書は、現代においても名筆として多くの人々に愛されている。
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祖父が残した手紙の中には、いくつか名筆と呼べるものがあった。
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