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輜重兵

しちょうへい
名詞
1
標準
Transportation Corps (service branch of the Imperial Japanese Army)
文例 · 用例
蟻は工兵やら、砲兵やら、輜重兵やら、何千となくやつてきて魚を運びだしました、烏や野良犬や溝鼠のやうに運ぶのに早くはありませんが、それでも親切で熱心に運んでくれましたから、幾日かのち、丘続きの崖のところまで運んでくれました。
童話集 小熊秀雄全集-14 青空文庫
ある晩、学校からの帰りに、同じ生徒の高橋という輜重兵大尉が、彼に社会学というのはどんな学問かと尋ねた。
大杉栄 自叙伝 青空文庫
下顎を削り飛ばされたまま眼をギョロギョロさして涙を流している輜重兵なぞ、われわれ外科医の智識から見ると、奇蹟としか思えない妖怪的な負傷兵の大群が、洪水のように戦線から逆流して来て、私の周囲に散らばり拡がって、めいめいそれぞれの苦痛を、隣同志、無関係にわめき立てる。
夢野久作 戦場 青空文庫
信濃町停車場前には、輜重兵連隊があった。
宮島資夫 四谷、赤坂 青空文庫
燃える松薪が盛んに飛びはじめた時、一小隊ほどの輜重兵が駆けつけて来た。
宮島資夫 四谷、赤坂 青空文庫
子供の時には、こんな晩のあくる朝、きっと輜重兵第一大隊か、近衛四聯隊から喇叭が聞え、そして風がすこし強いと、喇叭と一緒に練兵場の砂ほこりが舞い込んで、二階の縁側がザラザラになったものである。
石川欣一 山を思う 青空文庫
「私の父は陸軍|輜重兵第六大隊、輜重兵輜重|輸卒、徳永磯吉であります、――」 こう云ったら、上級生の方の大きな子供達が、クスクス笑い出した。
徳永直 戦争雑記 青空文庫
腰から下は濛々と舞いあがる埃にかくして、歩兵の一群が過ぎると、間もなく輜重兵の隊列が、重い弾薬車の軌りで町並の家々をゆすぶりながら通った。
徳永直 冬枯れ 青空文庫
作例 · 標準
かつての軍隊において、輜重兵は「輜重輸卒が兵隊ならば」と揶揄されることもあったが、実際は重労働であった。
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祖父は戦時中、輜重兵として馬の世話をしながら、大陸の広大な原野を移動していたそうだ。
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軍事史の研究家は、近代戦における勝利の鍵は、輜重兵によるロジスティクスの成功にあると説いた。
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