持ち合う
もちあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to balance
文例 · 用例
昔のことが忘られないために、こんなふうに御訪問をしていますが、またもう一つ友情というものを持ち合う相手がふえれば幸福になりうるでしょう」 などと言った。
— 手習 『源氏物語』 青空文庫
学生の数に制限がありますから、教師と学生の間に家族的の親しさを持ち合うことも出来、また個別的の指導がかなりよく行届くであろうと考えます。
— 与謝野晶子 『文化学院の設立について』 青空文庫
而も、今までの粗野で、寂しい、狭い量見を持ち合うてゐた世間観が改まつて、急に明るみへ出た様に、民族性がはなやかに張つて来て、広い心を持つて、強く歩く事を知つて来た時の様である。
— 折口信夫 『叙景詩の発生』 青空文庫
なにも、兄弟だからつて、特別な関心を持ち合う必要はないさ。
— 岸田國士 『光は影を』 青空文庫
そうではなく之を二つの問題に於て対立せしめれば、二つの主義は調停の条件を持ち合うことが出来るであろう*。
— 戸坂潤 『イデオロギーの論理学』 青空文庫
希望を持ち合うことは大切ですが、その希望が決意に裏づけられないでよいものならば、誰でもどんな希望でも持ち得るわけで、それは単なる夢にしか過ぎないでしょう。
— 三好十郎 『恐怖の季節』 青空文庫
男と女の持ち合う感動とはおよそどんなものかということは、彼自身も、柳生の庄の旅籠屋の小茶ちゃんと、馬糧小屋の藁の中でなんという理もわからずに悶掻き合った体験がある。
— 火の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
生首正太郎と自転車お玉とが、築地河岸の闇で七五三|科白で、匕首を持ち合う出合場のところで、小使はちょっと本をふせた。
— 吉川英治 『かんかん虫は唄う』 青空文庫
標準
to remain unchanged
標準
to share (e.g. the expense)