魘われる
おそわれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be tormented (by dreams)
文例 · 用例
叔母のようすには心をぞっとさせるようなものがあるし、つれこまれたところが墓地だというだけでも、子供の頭には魘われるような恐怖が生じた。
— おもかげ 『日本婦道記』 青空文庫
そして直ちにいまわしい重苦しい、だるい気分になって、どうしたわけか時々おそわれるように羞しさが、少女の乱れたお下髪の髪の先から、足の先までをぞっとさせた。
— 素木しづ 『咲いてゆく花』 青空文庫
と、不意に殆ど彼女がおそわれるように感じた程に――母親が襖を開けて顔を出した。
— 素木しづ 『咲いてゆく花』 青空文庫
眠ったと思うとすぐ夢におそわれる。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
私は九歳の時、狂犬にかまれた事があるが、それから以後、特に強い太陽の光の下で、不意に狂気の発作におそわれる事があるがその時は全く夢中で何が何だか少しもわからない。
— 浜尾四郎 『殺人狂の話』 青空文庫
あの白帆が、だんだんこちらへ風に追われて来て、真正面にこの村の岬へ吹きつけられ、岩の上に打ちあげられて、そこに難破するのではなかろうかと為吉は自分で作った恐怖におそわれるのでした。
— 加能作次郎 『少年と海』 青空文庫
私は、そんな人間の前で笑っていると、胸の中では呼吸のとまりそうな窒息感におそわれる。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
少しずつ犯人になった恐怖におそわれる。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
例句