師々
師々
名詞
標準
文例 · 用例
次に河内國交野郡私市師々窟寺は師々を獅子として生きる。
— 狩野亨吉 『天津教古文書の批判』 青空文庫
……ところでひとつおっかさんにも、よろこんでいただけることがあるんですが」「なんなのさ、いってごらんよ」「その千万長者が、たった一度でよい、そしてなにも、泊めてもらわなくてもいいから、李師々大夫と話がしたいというんです。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
おかみはさっそく、李師々をよんで、燕青にひきあわせ、李師々はまた、品よくおかみのはなしを聞き終って、「お話し相手でよいことなら、いつでもお渡りくださいませ」 と、いう返辞。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
席は、李師々の部屋か、すばらしい一亭である。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
お名の高い大夫には、こうしてお話ができたし、またお手ずからなお茶までいただいて」「ごゆるりと遊ばしませ」 李師々大夫は言ったが、折ふし、わらわらと禿や新造が小走りにそとまで来て。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
あいにくな」 と、李師々は、宋江へ、気の毒そうに、「あすならば、お上も上清宮へ御幸なされて、ここへはお渡りもございませんのに。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
宋江たちは、やがて外へ出て、小御街から天漢橋を渡りながら、「さすが、目にのこるような美人だったな」 と、李師々の噂をしながら、橋畔の樊楼のまえまで歩いて来た。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
ゆうべの張二さんじゃないか」「これは、おっかさん、昨晩はどうも……」と、燕青は揚屋構えの朱壁の大玄関に、つつましく腰をかがめて、「おかげさまで、てまえもすっかりいい顔になり、お大尽もまた、えらいおよろこびでしてね、へえ、都一の李師々大夫にも会えて東京へ来た効いもあったと、たいそうなご満足。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫