セピア
セピア
名詞頻度ランク #33635 · 青空 55 例
標準
sepia
文例 · 用例
例えば一見甚だ陰鬱な緑色のセピアとの配合、強烈に過ぎはしないかと疑われる群青と黄との対照、あるいは牡丹の花などにおける有りとあらゆる複雑な紫色の舞踏、こういうようなものが君の絵に飽かざる新鮮味を与え生気を添えている。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
オリジナルは児童用の粗末な藁紙ノートブックに当時|丸善で売っていた舶来の青黒インキで書いたものだそうであるが、それが変色してセピアがかった墨色になっている。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
セピアのインキで細かく書いたノートがいつも机上にあった。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
彼女の前のセピア色の平面には、きょう出された処方箋や、薬品の註文の写しや、新薬のビラの綴じ込みや、カード式の診断簿等というものが、色々の文房具や、薬品などと一緒に一パイに取り散らしてあった。
— 夢野久作 『復讐』 青空文庫
久しぶりに戻ったセピア色の町は雨の中で、紫陽花だけにぽつんと青が浮かんでいた。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
もうすっかりずぶぬれになってしまってはいたが、セピア色の町に入ったところで、とうとう自転車を漕いでいられなくなった。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
また或る批評家は正直にかう告白してゐる『神泉が色調でセピア風なものを好む心理がわからない、また日本画壇ではその点珍らしい作家だ――』と、他の画家が、青だ赤だ藍だと騒いでゐるときに、神泉は茶つぽい色を好んで使用する気が知れないといふのである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
殊に「茶」といはれ、また「セピア風」と呼ばれる色調「自然主義的な色調」なのである、こゝでいふ自然主義とは××主義とか××流派とか呼ばれる意味での「自然主義的」といふ意味ではない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
作例 · 標準
押し入れの奥から見つかった曾祖父の写真は、セピアに変色して歴史を感じさせる。
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昔の映画のような雰囲気を出すために、映像をセピアに加工して編集した。
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セピアのインクを使って書かれた手紙は、独特の温かみと哀愁を漂わせている。
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ウィキペディア
セピア (sepia) とは茶色系の色。セフィアとも。
出典: セピア — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0