蝮
マムシ異読 まむし・はみ・くちばみ・たじひ
名詞頻度ランク #38907 · 青空 476 例
標準
pit viper (esp. the mamushi, Gloydius blomhoffi)
文例 · 用例
「あなたは蛇や蝮は嫌いですか。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
むかしは毎年夏場になると、蝮よけ蛇除けの御符売りというものが何処からか出て来るんです。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
その晩、家へ帰って東海道名所図会を繰ってみると、三州池鯉鮒の宿のくだりに知立の神社のことが詳しく記されて「蝮蛇除の神札は別当松智院社人よりこれを出だす。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
夏秋の頃山中叢林にこれを懐中すれば蝮蛇逃げ去るという、云々」と、書いてあった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
杖にしている木の枝には赤裸に皮を剥がれた蝮が縛りつけられている。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
やがてまた例の木の丸太を渡るのじゃが、さっきもいった通り草のなかに横倒れになっている木地がこうちょうど鱗のようで、譬にもよくいうが松の木は蝮に似ているで。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
薩摩下駄の小倉の緒、太いしっかりしたおやゆびで、蝮を拵えねばならぬほど、弛いばかりか、歪んだのは、水に対して石の上に、これを台にしていたのであった。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」「蝮の針だ、大事なものだ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫