肢巻
しまき
名詞
標準
文例 · 用例
さっきの白帆が大分大きくなって、しまきが沖の方からだんだんこちらに近づいて来ました。
— 加能作次郎 『少年と海』 青空文庫
あのしまきがこの海岸に達すると、もう本物の南東風だ、もう、それも十分と間がない、――白山、南東風、難破船、溺死――、こういう考がごっちゃになって為吉の頭の中を往来しました。
— 加能作次郎 『少年と海』 青空文庫
早くからこの古社に眼をつけたのがくしまき。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
くしまきお藤のようなタイプの女は、左膳の性にあわない。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
○竪薦も持ちて来ましもの(履中記)○岩根しまきて死なましものを(万葉巻二)○山の雫にならましものを(同巻二) ×○国知らさまし島の宮はも(同巻二)○うちなびく 春見ましゆは(同巻九)○こゝもあらまし柘の枝はも(同巻三)かうした結合は、近代では、皆「き」と言ふ形を俟つて行ふものと思ふであらう。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
顔だちのいつに変わらぬ美しさにひきかえて、垢染みて、つぎはぎだらけで、ボロボロで、見るかげもない侘しい着物には、人生行路の氷雨やしまきや雪みぞれの憂さ辛さが見るからに滲みだしていて、いたましさにハッと助六は目を伏せた。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
その証拠には、今では野分とか、吹雪とか、しまきとかいうものの中に私たち多少、風流気のある奴は、一種いうべからざる趣をさえかんじつつあるからである。
— 正岡容 『寄席行燈』 青空文庫
暴風のしまき、夜の海、――水手の翁はさびしげに『船には泊つる港あり。
— 蒲原有明 『有明集』 青空文庫
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肢巻(しまき)とは、馬具の一つで、ウールやフリースなどの素材で作られた包帯状の物。バンデージ ともいい、また、誤ってバンテージと呼ばれることもある。肢のプロテクタや、馬運用ブーツも含めて「肢巻」と総称する場合もある。
出典: 肢巻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0