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気を散らす

きをちらす
表現動詞-五段-サ行
1
標準
to distract a person's attention
文例 · 用例
が、大牛が居る、妻の囚はれた魔の城である……よし其が天狗でも、気を散らす処でない。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
悪い心が起ると、静かに書見などをして気を散らす方法を覚えるに至った。
松永延造 職工と微笑 青空文庫
この要点は全体を明かにするにおいて功力があるのみならず、要点以外に気を散らす必要がなく、不要の部分をことごとく切り棄てる事もできるからして、読者から云えば注意力の経済になる。
夏目漱石 文芸の哲学的基礎 青空文庫
一生懸命に働いて、何ごとにも気を散らすことなく、その上に澄んだ空気と簡易な食物とが私の生活をいかにも愉快にしてくれた。
石原純 トーマス・エディソン 青空文庫
ヤ、ヤ、あのけだもの」 どうも気を散らすのは、いつでも為が先であった。
吉川英治 梅里先生行状記 青空文庫
「まア落ちつけよ」 と、孫兵衛は、周馬の浮き腰を顎で抑えて、「大事をもくろむ矢先に立って、気を散らすのは禁物だ。
江戸の巻 鳴門秘帖 青空文庫
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