無学文盲
むがくもんもう
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
ignorant and illiterate
文例 · 用例
同時に科学者は時に無学文盲の人間に立返って考えなければならない。
— 寺田寅彦 『科学上における権威の価値と弊害』 青空文庫
膝ッ節も肘もムキ出しになっている絆纏みたようなものを着て、極※小さな笠を冠って、やや仰いでいる様子は何ともいえない無邪気なもので、寒山か拾得の叔父さんにでも当る者に無学文盲のこの男があったのではあるまいかと思われた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
「妻のマユミは無学文盲ですから……父親の乙束区長の方へ、手紙を出してもいいと、仰言って頂きたいのですが……そうしてその手紙を検閲なさる時に、私に見せて頂きとう御座いますが……」「ハハア。
— 夢野久作 『巡査辞職』 青空文庫
ことに可笑しいのは、全く無学文盲の徒に限って、この世の学問にあこがれ、「あの、鴎外先生のおっしゃいますることには、」などと、おちょぼ口して、いつ鴎外から弟子のゆるしを得たのか、先生、先生を連発し、「勉強いたして居ります。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
」「いえ、法話と申しましても、相手が、わしらのやうな無学文盲のものばかりでごぜえます。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
膝ッ節も肘もムキ出しになつて居る絆纏みたやうなものを着て、極仰いでゐる様子は何とも云へない無邪気なもので、寒山か拾得の叔父さんにでも当る者に無学文盲の此男があつたのでは有るまいかと思はれた。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
坂田は無学文盲、棋譜も読めず、封じ手の字も書けず、師匠もなく、我流の一流をあみ出して、型に捉えられぬ関西将棋の中でも最も型破りの「坂田将棋」は天衣無縫の棋風として一世を風靡し、一時は大阪名人と自称したが、晩年は不遇であった。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
いや、無学文盲で将棋のほかには何にも判らず、世間づきあいも出来ず、他人の仲介がなくてはひとに会えず、住所を秘し、玄関の戸はあけたことがなく、孤独な将棋馬鹿であった坂田の一生には、随分横紙破りの茶目気もあったし、世間の人気もあったが、やはり悲劇の翳がつきまとっていたのではなかろうか。
— 織田作之助 『可能性の文学』 青空文庫
作例 · 標準
識字率が低かった時代、無学文盲の人々のために代筆業を営む者が重宝されていた。
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彼は無学文盲の身から独学で言葉を覚え、ついには村で一番の詩人になったという。
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近代化の過程で、国は無学文盲をなくすために義務教育制度を強力に推進した。
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