酔余
すいよ
名詞-の形容詞
標準
drunken (e.g. brawl)
文例 · 用例
・熟柿の話・酔余録十月十一日 曇――雨。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
――“天龍のぼれば”小唄二つ三つ天龍のぼればのぼれば逢ひたい若葉がせまる若葉がせまる(酔余の一ふし二ふし)おれのこころは天龍の水よわがまゝきまゝ流れてゆかう下る筏に上る帆。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
今の竜土軒は、先代夫婦の亡きあとを承けて、好人物らしい養嗣子が経営ているが、その時分の吾々の文反故を、今でも大切に保存している―― 古今独歩と大きく書いて、下に国北生と署名したのは、独歩が酔余の達筆である。
— 小山内薫 『芝、麻布』 青空文庫
尤もこの後者の方は、万一そうであっても「酔余の過失」だとなっているが、それを意識的な自殺かも知れないと考えたのは、数名の知人だけのことである。
— 豊島与志雄 『必要以上のもの』 青空文庫
その酔余の冗言を言葉通りに写せば長くなるから、概略すれば―― 彼は鋸一本で……それと腕っぷしとで、日本全国を股にかけて歩いてる独り者だった。
— 豊島与志雄 『逢魔の刻』 青空文庫
某君は酒席などで、酔余の饒舌のうちに、若い美妓なんかに対して、往々変なことを口走る。
— 豊島与志雄 『「沈黙」の話』 青空文庫
身体に幾つ穴があるかなどということは、酔余の戯れに婦女子などに云いかける言葉で、ばかばかしくて、私はただ笑って答えなかったが、青年の問は度重るにつれて、次第に執拗になっていくので、問題の内容そのものよりも、その調子に私は心惹かれた。
— 豊島与志雄 『奇怪な話』 青空文庫
* 狂気や正気が身体の穴から出入するなどということは、酔余の幻覚かも知れないが、自分の身体の存在について不安を覚ゆることは、多くの人にあるものらしい。
— 豊島与志雄 『奇怪な話』 青空文庫
作例 · 標準
酔余の喧嘩が、翌朝の新聞沙汰になった。
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