立ち消え
たちぎえ
名詞
標準
going out (before burning completely)
文例 · 用例
従っていわゆる流言が流言として成立し得ないで、その場限りに立ち消えになってしまう事も明白である。
— 寺田寅彦 『流言蜚語』 青空文庫
こっちの返事がいつまでも渋っているので、旦那の方でもさすがに根負けがしたらしく、いつとは無しにその相談も立ち消えになった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
と、いつもその調子で仲人を怒らしてしまい、簡単に話は立ち消えた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
そしてその話題によほどの確実性と普遍性がなければ、多くはある一角、または半数、三分の一くらゐなところで、いつも立ち消えになつてしまふ。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
父親はいつのときも、賛成も反対もせず、つまりは煮え切らず、ぼそぼそ口の中で呟いているだけだったが、おたかはまるで差し出でて、仲人に向い、「格式の違うことあれしまへんか」 と、いつもこの調子で、仲人を怒らしてしまい、その都度簡単に話は立ち消えたのだ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
演奏会の話も、レコード吹き込みの話も、そして映画出演の話も、こうして、すべて立ち消えになってしまった。
— 織田作之助 『道なき道』 青空文庫
いつであつたか左千夫君も先生の言はれることは一寸した事柄でも深く玩味すべきものである、もうこのさきいくらも存命でない先生のことであるから、今のうちに注意して一々筆記して置かなければならないといふやうなことを云れたやうであつたが、後に立ち消えになつたやうである。
— 長塚節 『竹の里人〔一〕』 青空文庫
十五六年前、楠木正成の筆らしいと騒がれたこともあったが、それはそのまま立ち消えになってしまった。
— ――私の郷土を語る―― 『荒雄川のほとり』 青空文庫
作例 · 標準
強風にあおられて、せっかく灯したキャンプファイヤーが立ち消えになってしまった。
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コンロの火が立ち消えになった際、安全装置が働いてガスが自動的に止まった。
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湿った薪では火力が上がらず、何度も立ち消えを繰り返して苦労した。
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標準
fizzling out (e.g. of a plan)
作例 · 標準
当初は盛り上がっていた海外旅行の計画も、予算の問題で結局立ち消えになった。
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社内で提案された新規プロジェクトだったが、上層部の反対で立ち消えの憂き目に遭った。
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昔の友人たちと同窓会を開こうという話が出たものの、多忙な人が多く立ち消えした。
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