廝
廝
名詞
標準
文例 · 用例
紹介状を貰ふときに東京で聞いた所によると、此宜道といふ坊さんは、大變性質の可い男で、今では修業も大分出來上がつてゐると云ふ話だつたが、會つて見ると、丸で一丁字もない小廝の樣に丁寧であつた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
紹介状を貰うときに東京で聞いたところによると、この宜道という坊さんは、大変|性質のいい男で、今では修業もだいぶでき上がっていると云う話だったが、会って見ると、まるで一丁字もない小廝のように丁寧であった。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
今日しも主家の廝に曳かれて、この辺なる市場へ、塩鮭|干鰯米なんどを、車に積て運び来りしが。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
これを廝に告げんとすれど、悲しや言語通ぜざれば、他は少しも心付かで、阿容々々肴を盗み取られ。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
廝は太く狼狽へて、さまざまに罵り狂ひ。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫