通り掛かる
とおりかかる
動詞
標準
文例 · 用例
その時何か話して笑いながら、店の前を通り掛かる男女の浴客があった。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
もう時候がだいぶ秋らしくなって、人が涼みにも出ぬ頃なので、一時人通りの絶えた坂道へ岡田が通り掛かると、丁度今例の寂しい家の格子戸の前まで帰って、戸を明けようとしていた女が、岡田の下駄の音を聞いて、ふいと格子に掛けた手を停めて、振り返って岡田と顔を見合せたのである。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
その帰りに仲町を通り掛かると、背後から女中が袂をそっと引く。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
そこを四人の人が通り掛かる。
— 大杉栄 『四つの道徳』 青空文庫