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名詞
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標準
文例 · 用例
その手の甲から腕の関節にかけて、二寸程の細長い痕のあるのをぢつと見つめた。
平出修 瘢痕 青空文庫
」 女は全く貞淑な、むしろ純潔な、処女が示す哀憐の様子を作つて、「此|は貴方の一生のよ。
平出修 瘢痕 青空文庫
を見るたんびに、貴方はあたしを思出して下さるでせう。
平出修 瘢痕 青空文庫
ベコニア、レッキスの一種に、これが人間の顔なら焼けどの痕かと思われるような斑紋のあるのがある。
寺田寅彦 藤棚の陰から 青空文庫
と云うのは、それが稚市の形であって、それには歴然とした、奇形癩の痕がとどめられていたからである。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
なお、皮膚の色にも、遠眼だと、痕か結節としか見えない鉛色の斑点が、無数に浮上っているのだけれども、稚市のもつ最大の妖気は、むしろ四肢の指先にあった。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
悪病の痕をとどめた奇形児を生む――およそ地上に、かくも苦しいものが、またとあるであろうか。
小栗虫太郎 白蟻 青空文庫
玄碩の遺した女鉄は重い痘瘡を患えて、痕満面、人の見るを厭う醜貌であった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫