立心
りっしん
名詞
標準
文例 · 用例
昔からどんなことにもお力になっていただきつけて、独立心がなくなっているのでございましょうね。
— 鈴虫 『源氏物語』 青空文庫
カリスマと一匹狼的な独立心を兼ね備えたフィリップ・D・エストリッジというリーダーのもと、ごく少数の独立したプロジェクトチームによって進められたPCの開発物語は、一〇年前、自分自身が主人公となって演じたドラマの筋立てをそっくりなぞっているように見えた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
独立心というような、個人主義というような、妙な偏った一種の考えが、丁稚奉公をしてからこのかた彼の頭脳に強く染み込んでいた。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
義雄の孤立的な陰鬱性と傲慢な獨立心とはこの間に養はれたものだと、義雄自身もさう考へてゐるのだ。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
彼はそれほど独立心の強い男でした。
— 夏目漱石 『こころ』 青空文庫
人間に独立心が発達してくると自然こんな風になるものです。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
「舞姫」の意匠は恋愛と功名と両立せざる人生の境遇にして、此境遇に処せしむるに小心なる臆病なる慈悲心ある――勇気なく独立心に乏しき一個の人物を以つてし、以て此の地位と彼の境遇との関係を発揮したるものなり。
— 石橋忍月 『舞姫』 青空文庫
│ └───────────┘ ┌───────────┐ │ 強靱なる独立心と │ │ 服従の美徳と │ │ 協同の精神へ!
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫