戒飭
かいちょく異読 かいしょく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
admonishment
文例 · 用例
ゆえに社会的自個の行動は、毫も戒飭するところなく検束する趣なく、極めて随意に、心の動くままに振舞いたり、親鸞のいわゆる自然法爾なるものと、すこぶる相似たるの跡ありといえども、しかも子規子の態度は、釈迦如来の知らざるところ、親鸞上人の知らざるところなり、嗚呼あに偉ならずや、予はなお終に臨で一言せん。
— 正岡先生論 『絶対的人格』 青空文庫
文左衛門は助六を呼んで戒飭する。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
然るに漸く長じて放縦になり、学業を荒棄し、父兄の戒飭を受けて改めなかつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
しかし、習慣はそこからはじまるのであつて、為政者は、今度の事変の特殊性を考へたなら、対外的宣伝ばかりでなく、より以上国民自体の戒飭に乗り出すべきである。
— 岸田國士 『従軍五十日』 青空文庫
とにかく種々|嫌疑の雲は千々岩の上におおいかかりてあれば、この上とても千々岩には心して、かつ自ら戒飭するよう忠告せよと、参謀本部に長たる某将軍とは爾汝の間なる舅中将の話なりき。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
是れ舊自由黨の言動に就て特に戒飭したる意もある可く、將た他の黨派に對して非難を加へたる點もある可し。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
最後に政黨の規律を説て曰く、政黨にして國民の指導たらむと欲せば、先づ自ら戒飭して紀律を明にし其の秩序を整へ、專ら奉公の誠を以て事に從はざる可からずと。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
是れ旧自由党の言動に就て特に戒飭したる意もある可く、将た他の党派に対して非難を加へたる点もある可し。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫