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暗め

くらめ
形容動詞
1
標準
文例 · 用例
四十一年八月  入日の壁黄に潤る港の入日、切支丹邪宗の寺の入口の暗めるほとり、色古りし煉瓦の壁に射かへせば、静かに起る日の祈祷、『ハレルヤ』と、奥にはにほふ讃頌の幽けき夢路。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
木立がその辺を暗めている。
国枝史郎 怪しの館 青空文庫
月はあったが山路には巨木、……大木老木權木類が、空を被い四辺を暗め、月光を遮っているがために、二人の姿は外方から見ては、ほとんど見ることが出来なかった。
国枝史郎 剣侠 青空文庫
両足で背後へ飛んだ時に、おのずからそうなった位置なのであろう、家々の屋根が月の光をさえぎり、そのためにできた蔭があって、往来の左側を暗めていたが、そこに小次郎は立っていた。
国枝史郎 娘煙術師 青空文庫
そういう勘助を見詰めながら、戸外の陽で肩の上をぽっと明るめ、顔を反対に陰にして暗め、貝十郎は前歯を見せて笑った。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
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