相を見る
そうをみる
表現動詞-一段
標準
to read (a person's) physiognomy
文例 · 用例
優れた観察力をもった漫画家が街路や電車の中で十人十色の世相を見る時には、複雑な箇体が分析されて、その中のある型の普遍的要素が自ずから見出される。
— 寺田寅彦 『漫画と科学』 青空文庫
その友達というのは手相を見る男で、それも西洋流の手相を見る男で、僕の手相を見たとき、君の手にはソロモンの十字架がある。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
習慣でしぜん客の人相を見る姿勢に似たが、これが自分を苦しめて来た男の顔かと、心は安らかである筈もなかった。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
おれは、こんな世の中のあさましい実相を見ると、なぜだか、ふっと親孝行をしたくなって来るのだ。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
われ平生より人の骨相を見るに長け、界隈の人に請はるゝまゝに、その吉凶禍福を占ひ、過去現在未来の運命を説くに一度も過つ事なし。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
今、御辺の御人相を見るに、只今の御話と相違せる事、雲泥も啻ならず。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
さりながら、われ長崎に居りたる甲斐に、唐人の秘法を習ひ覚え、家相を見るに妙を得たり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
皮相を見ると「ただ昔からそう伝えられているものを、そうやっているばかりである」という式のものが大部分を占めているかの観がある。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
占い師は、客の顔相を見て、その運命を相を見ることで占った。
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初対面の相手の表情や仕草から、その人の性格を相を見るように読み取ろうとした。
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経験豊富な医者は、患者の顔色を相見るだけで、病状の深刻さを悟ることができた。
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